東京都立文京盲学校のWebサイト(ホームページ)にアクセスしていただき、ありがとうございます。
校長の山岸 直人(やまぎし なおと)と申します。
皆様方におかれましては、日頃より本校の教育に御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
このWebサイト(ホームページ)では、各種の御案内、学校便り「昴(すばる)」や公開行事のお知らせの掲載をはじめ、本校の活動の様子について、できるだけ多くお伝えしてまいりたいと考えております。どうぞ御覧ください。
本校は、高等部のみを設置する盲学校(視覚障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校)であり、高等学校に準ずる教育課程と知的障害を併せ有する生徒の教育課程による「普通科」と、職業課程である「専攻科(保健理療科、理療科)」を設置しております。
また、通学が困難である生徒を対象とする「寄宿舎」を設置しております。
加えて、本年度は創立115周年を迎える、都立特別支援学校の中で最も長い歴史と伝統を誇る学校です。
明治41年(1908年)に私立「盲人技術学校」として設立され、昭和23年(1948年)の東京都への移管(東京都立築地盲学校)を経て、昭和26年(1951年)に現在地(文京区後楽)への一部移転を機に「東京都立文京盲学校」と改称し、現在に至ります。
本校では、このような歴史と伝統を大切にするとともに、常に進取の精神をもって、視覚に障害がある生徒が卒業後に社会で生き生きと活躍できるよう指導を行っています。普通科生は、それぞれの自己実現に向けて学習や部活動などに取り組み、専攻科生は、「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の国家資格の取得を目指して知識や技能の習得に取り組んでいます。
本校の「目指す学校像」は、「自立と社会参加を目指し、希望する進路を実現する学校」です。また、「育てたい生徒像」として、以下の5点を掲げています。
(1)知識や技能を身に付け、活用することのできる生徒
(2)自己や他者を認め、お互いの人権を尊重することのできる生徒
(3)目標に向かって主体的に取り組み、何事にもチャレンジする生徒
(4)自分の進路の実現に向け、自己を知り、目標に向けて真摯に努力する生徒
(5)自分でできることは自分で行い、基本的生活習慣の確立を目指す生徒
本校はさらに、在籍する生徒への指導に限らず、視覚障害教育のセンター校として、中学生や高校生、視覚に障害のある成人の方々への支援も行っております。「進路について」「資格取得について」「視覚障害に関する支援について」など、進学や就職などで悩んだり迷ったりされたときには、どうぞ御気軽に本校へ御連絡ください。
また、御参観や御見学に御来校いただき、視覚障害教育についての御理解をより一層深めていただくとともに、本校の教育活動の更なる充実のために、御意見や御感想をお聞かせいただければ幸いです。
本年度も、教職員一同が一丸となり、「共生社会」や「自立と社会参加」の実現に向けて、教育活動を推進してまいります。
保護者の皆様方をはじめ、地域の皆様方、関係機関の皆様方には、ますますの御理解と御協力、そして御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和5年4月1日
東京都立文京盲学校長
山岸 直人